子どもとの対話コミュニケーションの重要性について多くの研究が示唆しているにも関わらず,子育て親は忙しさが増しておりコミュニケーション機会を確保することは難しくなっている.本研究では対話コ ミュニケーション機会として親子の読み聞かせ活動に着目し,活動への意欲や対話型読み聞かせを促すため のシステムデザインを検討する.そのために読み聞かせに際しての親子を取り巻く環境についての状況や,やりがい,続ける上での課題や, システムデザインを踏まえたセキュリティ意識などを把握するために,子育て親に対してインタビューを実施し定性的な調査をおこなった.インタビュー結果を元に考察をおこない,子育て親が振り返りながら対話型読み聞かせを続けていくためのシステムデザインについて検討した.

清水 啓太郎,佐藤 安理紗 ジエンジエラ,矢谷 浩司.親子の対話型読み聞かせのための記録システムに向けたインタビュー調査.DICOMO 2023,2023年7月.(paper)