
直接画像を編集する手法は,画像のプライバシー保護を実現する最も一般的な方法の一つである.しかし,モザイクのような普及した方法では,画像の利便性を維持できず,共有の意図した目的を維持で きないことがよくある.さらに,プライバシー保護のためのユーザーフレンドリーな画像編集サポートが 不足しているため,ユーザーが望むプライバシー保護効果を迅速に達成することができず,プライバシー保護に対する意欲を低下させている.本論文では,生成的コンテンツ置換(プライバシーの脅威をシーム レスに類似の代替物に置き換える新しい手法)を通じて,ユーザーが画像内のプライバシーの保護を支援 するカスタマイズ可能なインタフェースを開発する.ユーザーは,プライバシーを保護する領域の設定や、 代替物の詳細の指定、出力内容の制御をするための様々なパラメータの調整をすることができる.このイ ンタフェースが,従来の画像プライバシー保護手法やソフトウェアと比較して,人々のプライバシー保護に役立つことを期待する.
徐安然, 風澤宥吾, 矢谷浩司. シームレスでカスタマイズ可能な写真プライバシー保護加工を対話的に行うインタフェース. コンピュータセキュリティシンポジウム2024. 2024年10月. (paper)