指紋認証Dual-purpose Biometrics における脈拍数計測の改善と評価

 

 

生体認証はスマートフォンなどの認証だけでなくユーザの健康支援に有用な生体データを取得できる可能性がある.橋爪らはスマートフォンの指紋認証と同時にユーザの指尖容積脈波(Photoplethysmography:PPG)を計測するシステムであるAuth `n’ Scan を構築した.このシステムは脈拍を平均誤差1 bpm 未満で測定できるが,そのために指紋認証と比較して長時間である5 秒の測定を必要とする.そこで本研究はシステムを改善し,より短い計測時間での脈拍の精度を向上させることを目的とする.本研究では新たな回路および信号処理手法を提案することで短時間のデータでの脈拍推定を試みた.加えて28 名の参加者のデータを用いた数値的評価を行った.本稿では用いた手法とその評価結果について報告する.

坂口 達彦,矢谷 浩司.「指紋認証 Dual-purpose Biometrics における脈拍数計測の改善と評価」情報処理学会UBI研究会,2020年3月.(paper)