教育現場にて習得可能な情報技術と情報産業界で求められる能力には大きな乖離が存在している.教育現場では情報技術の基本原則を習得することを目的としているが,情報産業界において求められる能力は,ソフトウェア開発プロジェクトを推進するための新機能開発やバグ修正といった実践的な技術である.そこで本研究では,以上のような教育現場と情報産業界の乖離を埋めるために,情報産業界において行われたソースコード変更からプログラミング課題を自動生成するシステムを提案する.本稿では、提案システムの実現可能性を模索するために行った分析結果を述べ,得られた知見をもとに今後実装を行うシステムに関して議論する.
柴藤大介,矢谷浩司.「GitHubのプルリクエストを用いたプログラミング課題自動生成システムの実現可能性に関する検討」第80回情報処理学会全国大会,2018年3月.学生奨励賞受賞.(paper)