情報社会において個人情報を適切に守ることは重要だが,スマートフォンとソーシャルメディアの普及とともに,個人情報の流出経路が多様化している.中でもSNSには,テキストを投稿するだけでなく,他者と交流したり他者の投稿に対してリアクションを行ったりする機能がある.このような行動データから,自らが意図的に個人情報を含んだ投稿を行わなくとも,個人情報の流出が起きる可能性がある.本研究ではSNSとしてTwitterのデータを分析に用いて,本人が投稿したテキスト以外から流出する個人情報について,定量的な評価を行った.
畑田裕二,矢谷浩司.「ソーシャルメディア上の行動データから流出する個人情報の定量的分析」第80回情報処理学会全国大会,2018年3月.学生奨励賞受賞.(paper)